旅好き女の二輪教習日記

25歳156cm運動音痴の女が普通二輪免許を取ろうと思い立ちました。

普通二輪教習(19) ひたすら調子の悪い日、久々の転倒

曇りで涼しく心地よい気候。コース上にも車両が少ない。良コンディションの一方、身体的には疲れが溜まっていた頃。

カーブ走行教習

実車では久々の2対1教習。相方は小型ATの2段階みきわめと全く違う課目。「もし自信がなければわざと補習にしておくけどどうする?うちには卒検前の練習走行みたいなものがないからね」などと説明されているのを教習前に聞く。私もそれを使うことになりそうと思いつつ、車両を車庫から引っ張り出すところから始める。

ウォーミングアップ後、本日の課題のカーブの安全走行にトライ。教習所内のカーブはシミュレータで見たものよりきつく感じる。15〜20km/hくらいが一番曲がりやすく、30km/hも結構つらい。40km/h出すのは無理。そんな感覚を体感する。



まさかの走行中エンスト転倒

その後は検定コースを周る。今日の車両はやたらパワーが強くてハラハラする。集中力が切れたのか、久々に転倒してしまった。クランクの出口で突然のエンスト。直前までダメそうな予兆は全くなく、不意打ちだった。間の悪いことに四輪がそばに迫ってくるのを遮るような形で転倒してしまい、非常に焦りながら引き起こそうにもずるずる滑る。やっと引き起こしてから慌てて路肩に寄せる。ここ最近、発進エンストはあれど走行中エンストはやらかしてこなかったのに。精神的にも身体的にもダメージを受ける。車両にパワーがある分、セカンドで速度落としたときの許容範囲が狭い感があった。きっつい。教習終了後に聞くと、2段階はわざとパワーのある車両に替えていっているのだとか。検定用の車両はさらにパワーがあるとか。つら。

その後も疲労感がすごくてひたすら精細を欠き、コースの取り方をミスったりウインカーを切り忘れたりしていた。その割にはスラロームでパイロン激突とか再転倒はしなかったのが不思議なくらい。

右足の後輪ブレーキを走行中に踏んでいるとの指摘を何度も受けた。自分的には作動しない程度に足を乗せているだけのつもりなのだけど、無意識に踏んでいるみたい。自分では本当に踏み込んでいるつもりがないので困る。調べてみると足の内側でバイクをホールドする、つまりニーグリップをちゃんとしたほうが良いとのこと。
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もも〜足までのホールドは気にしていたけど、たしかに足のくるぶしレベルになると意識が怪しいかもしれない。



雨宿りで下がりゆくテンション

終わりの5分くらいで急に豪雨が降り注ぐ。終わりの5分でよかった、と思いつつ、必死にバイクを車庫に戻す。取り回しではもっと大股で歩いたほうが良い、ちょこちょこ歩こうとするとかえって取り回しにくい、とのアドバイスをもらう。

教習終了。もっとメリハリをつけて走行するように、と指摘される。速度を出せるところでは出し、落とすところで落とす。自覚していたけど、カーブ前や一時停止の前やたらと早い時点で速度を落としてダラダラ走るクセがある。転倒の後遺症から、あまり速度を出すと停止や減速が間に合うか不安で守りに入っていたのだと思う。やっぱコケたらその後の教習好調にいくわけないな……。とはいえ教習自体の内容は消化したのでひとまずハンコをもらう。



雨は止まない。雨宿りがてら教習所のロビーに行くと混んでいる。間隔を空けて配置された椅子は埋まりまくり、空きはかろうじて1つだけ。受付と入校希望者の会話が聞こえてくる。大学生がオンライン授業かつバイトがないから教習所に入りまくり、大混雑中とのこと。やっぱりどう見ても混んでるよな。ふつうのプランだと10日に1回レベルでしか予約が取れず、予約の手持ちを2コマから5コマに増やせるスピードプランを勧めていた。もはやそれって新規受付停止したほうが良いレベルではなかろうか。10日に1回にしか技能教習を受けられないとすると、免許なしから普通四輪ATを取るのに最低10ヶ月かかる。教習期限の9ヶ月を超過する。

この教習所、なんとなくにじみ出る経営主義があまり好きになれないなと思う。経営だって大切なこととは思うけど。教習生を受け入れまくって、迫る教習期限を前に無理やり予約を調整して、ってずっと火の車のように思う。そもそも手持ちが2コマしかデフォルトで取れないのがかなりキツイ。私が四輪取るのに通ってた教習所は普通車なら3コマ、二輪なら5コマまで追加料金なしで確保できたことを思う。



雨がなかなか止まず、結局ずぶ濡れになりながら帰るハメになった。なんとも後味の悪い日であった。次はシミュレータと学科のセット教習。予想通り予約が取りにくくて間が2週間ほど空く。