旅好き女の二輪教習日記

25歳156cm運動音痴の女が普通二輪免許を取ろうと思い立ちました。

普通二輪教習(17) 2段階最初の乗車、コース取りに頭を使う

シミュレーター疲れを軽く引きずりながらも2時限連続教習、さっそく実車。暑すぎず程よい気候。これがずっと続いてくれれば良いのにと願う。
2段階に進むとゼッケンの色が変わる。身につけながら、やっと少し進んできた実感が湧いてくる。

コースの説明

まずは2段階とコースの説明。1段階とは違い踏切と見通しの悪い交差点が入り、坂道下りの停止発進が無くなる。安全走行の方法論についても詳しく説明される。右左折の30m前にウインカーを出す。30mがどれくらいの間隔かを実際のコース上の目印で教わる。意外と短いと感じる。30m以上前に合図を出すなら、進路変更と右左折で合図を2度分けて出すべきだそうな。ほんとうにペパドラ民にとっては再学習という気分である。「四輪免許持ってるからわかるでしょ?」みたいなすっ飛ばしもあまりなく丁寧に説明してもらえて助かった。


気にすることの多いコース取り

続いてウォーミングアップ。久しぶりにバイクを車庫から引っ張り出すところから始める。1段階ではバイクが既に車庫から出してあるパターンが多かった。乗車し、ぐるぐる3周した後、スラロームと一本橋に入るように言われる。しかし、いつもと違うイレギュラーな進路で戸惑いスラロームの角に入れず、その次の角を左折。あちゃーとなって一時停止してから発進しようとする。4,5回連続でエンストして焦る。何かと思ったらサードギアのままだった。2段階にもなってなかなかのアホをしでかして恥ずかしくなる。

続いてコースを教官の後について回る。新しく加わった踏切周りの右左折を細かく教えられた。右折しながら次の左折のために左に寄せつつ次の左折ウインカーに切り替える。即左折しながら次の右折に備えて道路中央に寄せつつ右ウインカーを出しつつ踏切前で一時停止。ローギアで一気に進み、見通しの悪い交差点をじりじりと確認しながら進んで右折。即左に寄せて左ウインカーを出し、S字・クランク。もちろん各々の出口では対向車両が来ていないか確認。かなり忙しいパート。ひとまず初回で進路のとり方はOKと言われたのでホッとする。

クランクを抜けてからはもう少し長い間隔での右左折が続く。どのあたりから合図を出して寄せるかを感覚として覚える。右左折した先に短い間隔でまた右左折するなら、1回目の右左折時にどちらかに寄せるような進路を取る。考えることが多い。右左折でコースをぐるぐる回り、障害物の進路変更も同様の合図を出す。スラロームが相変わらずいちばんの鬼門で、最後のカーブで曲がり切れずパイロンを跳ね飛ばしてしまった。一本橋は安定の通過、急制動も坂道もそこそこで抜けて発着地点へ戻る。もう1周ほどコースを周る。

同じ時限に2人、二輪教習2時限目と思われる若い人がいた。2人ともすでに外周コースを走れている。私の見た限りは転倒もしていなかった。すごい、私の2時限目なんてろくに発進停止できなかったな、なんて思う。逆に、あの転倒だらけの自分から、合図や進路の取り方を気にする段階にまでたどり着いた事実を思い出して、少し勇気づけられる。



教習終了。急制動が上手いとの評をいただく。まぁ最初の頃に死ぬほど補習入りましたし。とはいえ躊躇なく加速できるようになった自分も褒めたい。重心を身体の下のほうに持っていけば加速はそんなに怖いことではない。
課題はやはりスラローム。もう少し腕を使ってハンドルを切ったほうが良い、曲がりきれそうもないならもっとスピードを落としたほうが良い、とのアドバイスをもらう。卒検考えても規定タイムオーバーとパイロン接触なら前者のほうが100倍マシだろうし、焦らず通過する戦略を立てたほうがいいのかも。


なかなか頭を使うことが多くて疲れた。
次回は再びシミュレーター。意外とあっという間に進んでくれないかな、とはいえ卒検この調子で通過できるのかな、なんて思う。