旅好き女の二輪教習日記

25歳156cm運動音痴の女が普通二輪免許を取ろうと思い立ちました。

普通二輪教習(22) みきわめ前、モチベが最底辺へ急転直下

雨降りまくりの日。もはやここまで雨一辺倒だと開き直れる。そう思いながら支度。小雨とは言い難いしっかり雨。冬じゃなくてまだよかったと思う。濡れても寒くはならないから。

今日はやたらと二輪教習生の多い日。みんな1段階のゼッケンをしている。1月に入校した私なんてこの中だと一番の最古参になってしまってるんだろうなんて思う。


教習車両も出払いまくり。私にあてがわれたのは2番車両。教官同士の会話を聞いた限り、本来卒検用の車両っぽい。またがってみると車高が……高い。今までの中でもトップクラス。卒検用車両って整備が良いパワーのあるものを使うという話は聞いたことあるけれど、なんでシートまで高いんだ???恐る恐るまたがり、発進。エンジン音の感触がかなり違う。シフトチェンジがめちゃくちゃ軽く入りやすく、パワーがある。停止・乗降車で足をつかない限りは快適、なのだが……。

まずはウォーミングアップ走行。雨はザンザン降る。ヘルメットにバイザーがなく、目にめちゃくちゃ雨が入る。1周目はスプラッシュマウンテンや!ウッヒョー!とテンションをあげようとしたけど、早くも2周目からうんざりしてくる。視界が悪いって疲れる。やっぱり早くマイヘルメット買うべきだったか……。


刺客、ポールと卒検車両にやられるマンホール走行

続いて今日の課目、バランス走行に突入。卒検の課目ではないのであくまでも体験、路面が濡れて滑りやすいので無理しないで、とのこと。

まずはマンホール上を走行。坂道の先にマンホールがあると言われる。まず教官について普通にコースを一周。坂道下に目をこらしたもののマンホールが見つからない。心の準備ができないままもう一周。

坂道に突入し、ようやくマンホールを見つける。あまり傾けずに直進するようにと言われる。ギアをローに入れ、ゆっくりまっすぐ慎重に通過し、問題なく停止。

問題はその後。目の前にポールが2列で何本か立っていて、その間を進む必要がある。幅1mかそのくらいかでめちゃくちゃきつく感じる。しかも、マンホールに気を使ったがゆえにポールを通ることを考えておらず、ポールを通るためには発進しながら車体の向きを変えなくてはいけない。まぁこのくらいの距離なら回れるだろうと思ったら、いつもと違う車高とパワーにバランスが崩れてコースアウト。左側のポールと左側の壁の隙間に入りこんでしまう。狭すぎて通りきれず、右へ転倒。壁とポールの隙間に挟まるバイク。しかも間の悪いことにサイドスタンドの足元がちょうど側溝の排水溝にジャストフィットする位置で、このまま引き起こすとサイドスタンドが側溝を突き抜けるという地獄のおまけ付き。あまりに悪コンディションすぎて教官に盛大に手伝ってもらう。少し引き起こしてずらしたり、一旦乗って位置を調整してからまた引き起こしたりの悪戦苦闘。

ついでに通りがかった別の教官に頼み、車両をいつも乗っていたものに替えてもらう。なんというか大騒動すぎる。これでみきわめ1コマ前の人間ですか……。かなり落ち込む。

いつもの車両に乗ると、ぜんっぜん車高が違う。重心が低く、安定感がぜんぜん違う。続いてもう一度マンホール&ポール通過チャレンジ。今度は難なく成功。



見た目よりはなんとかなった波状路

次は波状路。大型二輪だと卒検科目に入る技能。バイクを止めて説明を聞きつつ、大型二輪の教習生が波状路にトライしているのを眺める。ツルっとコースアウトしていった。こんなの雨でいきなりやって大丈夫かな、と少し怖くなる。

まずは座ったまま通過。ローギアでまっすぐゆっくり侵入。ズガアンズガアンと下から突き上げられる。突き上げられるがままに通過し、停止。意外とできた。続いて立って通過。立ち上がってバランス崩さないかとちょっと不安。軽く腰を浮かせるくらいで侵入。さっきよりも突き上げは軽いが、相変わらずのすごい振動。無事通過。自転車で段差を通過するのと似ていて、とにかくまっすぐゆっくりを意識して停止にも焦らなければどうにかなった。

続いて一本橋の障害つきバージョン。まずは普通の一本橋を通過。続いてタイヤのゴムのようなものを一本橋に置かれた上を通過する。「落ちてもいいから無理しないこと、体験だから」と言われた。ならばとタイムは一切気にせずブレーキもかけず、勢いでさっさと通過。滑り落ちず転倒もしなかった。これも自転車の感覚に似ている。

最後にコースを周回。教官の後ろに着いていく。ひとまず無難にこなせた。久々すぎて不安だったクランクやスラロームも追突なく通過できた。問題点は踏切前でローに落とすのが遅れたのと、右左折の連続時にウインカーの切り忘れが発生したあたり。イメトレで補える範囲のはず。




期待をするから苦しいのか

ようやく雨が止んできた頃に教習終了。防水パンツが薄すぎてズボンがびっちょり。寒くはないが、ただただ重たくて不快。ワークマンあたりでもいいからもう少しばかりまともなものを買うべきか。

次回はみきわめ。教官にはもう何回か乗ったほうが良いとそこはかとなく勧められる。「補習料金もかからないし、いつか旅行に行きたいって言ってたよね。なら今乗っておいたほうが安心でしょう」と。ぐうの音も出ない。特に、卒検用車両で卒検受けるなら本当にそうだろう。

でも、ここへ来て改めて落ち込む。卒検用車両が一番乗りにくい車両ってなんだ。ここまでいろいろ頑張ってやっと二輪慣れてきたかな、と思ってきたところで、はいこれ卒検用乗りやすいよ、という顔されて相性凶悪という。

もはや賽の河原の石積みしているような気分。もうこの教習中に何回期待を積み上げては崩れてきたことか。「春になれば教習所が空くはず」「次回こそ補習をあがれるはず」「さすがに教習期限が延長されるはず」……。同じことだ。「もうすぐ卒検にたどり着けるはず」「卒検一発合格は期待しないにせよ、卒業は遠くないはず」なんて、期待を抱くのが間違っている。

でも、さすがにそろそろ卒業したい。雨と混雑と教習期限に気を揉む日々を卒業したい。願わくばもうすぐ近場で開かれるライディングスクールのイベントに免許を間に合わせたい。そんな期待もぜんぶ、捨てておいたほうがよいのか。目の前のことを淡々とやればいいのだけど、やり続けるにしては、この期待と崩壊の頻度が多すぎる。バイクを楽しめる日が来るのか、わからなくなっている。