旅好き女の二輪教習日記

25歳156cm運動音痴の女が普通二輪免許を取ろうと思い立ちました。

普通二輪教習(13) 「無」になれ、さらば救われん

よく晴れて暖かいバイク日和の日。風速予報は5m/hだったけど、全然大したことなく安心。
今日は一本橋・スラロームを本格的にやりこむ。全体的には珍しく調子の良い教習だった。

教習スタート

まずはウォーミングアップの周回。今日のバイクは加減速時のガタツキが気になってぎくしゃく。続いてS字スラロームに突入。今日やる気持ちでいなかったから少し焦る。クランクでガタツキが来やすく焦るが無事通過。そこから今日の課目、一本橋とスラロームにトライ。

「無」で成功しまくる一本橋

まずは一本橋。初っ端から落ちず成功。7秒以上でOKのところ、10秒近いタイムを叩き出す。「全然余裕あるからもう少しスッと行っても問題ない」と言われる。そこで次からは、前半は減速を気にせず段差を乗り越えたときの反動に耐えることに集中し、後半で減速しタイムを稼ぐようにした。こうしたら安定して7秒〜8秒台を取れるようになった。
停止位置に来てから乗る前に軽く肘をぶらぶらさせて力を抜く。乗ったら何も考えない。「無」になる。向こう側をぼーっと見て、身体がバランスを取るに任せる。よく自転車でギリギリ低速でこらえる走り方をしていたときのバランスの取り方に似ていて、それを邪魔しないように力を抜くとうまくいくことがわかった。

乗る前にエンストさせてしまった時だけ焦って乗ってすぐ落ちてしまったけど、それ以外は余裕。「無」になる感覚は最近ときどきやる瞑想に似ていて、意外なところに役立った。


だんだん苦しいスラローム

スラロームには苦戦。転びもパイロン接触もしなかったけど、スピードが出ない。特に後半アクセル回す余裕がない感覚があってキツイ。

練習として、周回コースをジグザグ走行する。傾けたらブオォンとアクセルを回す。どうやら私の思っていた以上にちょっと傾き始めた最中に前のめり気味にアクセルを回す必要があるみたい。傾いて傾いて傾いたよ、やっとアクセル、というテンポにどうしてもなってしまう。教官のようにTheジグザグといったキレイな曲がり方にならない。傾いているときに傾きに脳みそが取られてアクセルまで行かない。自分がどういう進路を取っているのかもよくわかりにくい。段々と角度が浅くなっていく。

大問題なのが度々ニュートラルに入ってしまうこと。一度もコケなかったのが不思議なレベル。ギア抜けと言う現象だそうで、シフトペダルを無意識に踏み込んでしまうとなるそうな。左側に体重かけたときにやらかしているんだろう。よくリアブレーキ無意識に踏むのと同じ系統。いつもニュートラル入れなきゃいけないときには入りにくいのに、なんでこんなときにセカンドからスッコンと入るのか……。


あとはスラロームへの入口と出口でちゃんと加速したほうが良いとのこと。ジグザグ部でスピード出ないなら入口出口で少しでもタイムを稼いだほうが良いのだろう。
最終的にスラロームは8.2秒くらい。ギリギリハンコで次からはコース周回になった。まさかの補習なし???また周回しながらスラロームやっていく形になるのかな。とりあえずコケや接触はなかったので。

コース図を渡される。やることだらけ。こんな大量の事柄を覚えて回るのは大変そう。交通ルールも本格的に意識しないといけなそう。踏切や交差点、一時停止などなど。四輪ペパドラ人間だと、うっかり忘れかねない。


コロナの足音と教習期限の法律の壁

このご時世に、教習所には相変わらず人が集まる。4月になれば教習所は空くと聞いていたのに、大差ないように見える。学校が自粛している意味がないように思える。

それでも通わざるを得ないのは教習期限の9ヶ月があるから。法律で決まっている。教習所側が独自判断で閉鎖して延長することはできないだろう。
過去を見れば、東日本大震災のときに免許周りの特例措置があったみたい。ただし、仮免許とか路上教習とか、四輪前提の話が多い。教習の9ヶ月期限には特に触れられていない。

https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/42625_2.html

となると、今回ロックダウンが起きて9ヶ月超えても救済措置が来ず、ただ失効させてしまう可能性が大いにあると思っている。免許自体は限りなく不要不急のはず。でも無駄な縛りが苦しい。ロックダウンするなら早くして、早く収束させてほしい。願わくば、トップダウンで全国一律教習期限の特令を出してほしい。でないとそう遠くない未来に問題視されるはず。

リスク対策はあの手この手している。二輪教習のリスクは4輪や高齢者教習よりは低いはず。学科教習とかいう3密地獄がないのは大いなる救い。教習のロビーは配車手続きで一瞬しか寄らない。すぐ外出か教習準備に逃げ込む。顔はマスクやネックウォーマーでガード。外出時は絶対顔を手で触らず、砂が目に入っても耐える。帰ったら次亜塩素酸水の消毒液を全身くまなく吹きかけ、服は即洗濯、即風呂。

でも、ここまでしても不安はつきない。特に二輪教官はマスクをしてない人が結構多い。四輪教官のマスク率は高そう。二輪なら走ってる最中は顔つき合わせることほとんどないにせよ、教習前後はマスクなしで顔つき合わせて至近距離会話。どうにかならないものか……。




今日はこのくらい。