旅好き女の二輪教習日記

25歳156cm運動音痴の女が普通二輪免許を取ろうと思い立ちました。

普通二輪教習(11) クランク + 強風との闘い

朝から晴れ渡り、暖かく風の強い春の日。教習の頃には時には少しでも風が収まってほしいとの願いも虚しく、しっかり風速5〜6m/s。教官に「免許取ったら風が強い日は乗らないほうが良いですよ〜」と言われながら乗車準備。まぁ教習だしやるしかないですね……。

前回の反省を活かし、服装を春仕様に変更。暖パンをジーンズに変え、インナーダウンとヒートテックをやめた。風が多少通り抜ける感じは気にならず、むしろ汗で不快にならず快適。

小回りとの格闘

まずはウォーミングアップ周回。四輪はみんな揃って路上教習に励んでいるのか、教習車が異常に少なくのびのびと回れた。

続いて早速S字・クランクに侵入。
最初は2速でトライしたものの、途中から1速でやってみることに。S字は比較的通りやすいものの、出口でまだ少し膨らみやすい。S字出口前のカーブは左寄り、出口は右寄り、出口からは小回りで左に抜ける。

リーンアウトで車体をあまり倒さず小回りする方法を教わった。教官とタンデムで通ると、身体の重心がくいくいっと左右にけっこう振れるのを感じる。こんな重心移動をブレーキ・視線・ニーグリップ・クラッチ・進路に気を使いながらやるとか脳内メモリが足りない気がしてならない。


鬼門はやっぱりクランク。
特に右折からの左折出口が鬼門すぎる。曲がる行為に気を使いながら出口を抜ける準備もしなきゃいけない。
リアブレーキで速度を落とし、低速に耐える程度の半クラしながら、重心をずらし、曲がりたい方向をガン見し、ほどほどにハンドルを回して曲がる。すぐ交差点出口の左右を確認し、超短い区間で右側に寄せ、これまた超短い間隔で膨らまないように左折。
脳内メモリがマルチタスクに耐えきれず、パイロンに激突すること多発。前回は曲がる際に失速しすぎてずっこけることが多かったけれど、今回は曲がり切れず大回りのままパイロンにまっすぐ突っ込むことが多い。前回失速でハンドルを慌てて全開に切って内側にばったり行くことが多かった反動な気がする。上半身が硬いのか、ハンドルがうまくついていかない。もしくはハンドル切りすぎて内側に倒れるのが怖い感覚がある。

問題点

一番意識し忘れやすいのがニーグリップ。次点で視線。

傾けるときに膝が緩むのを何度か指摘された。不安になると上半身に重心が行きがちなのもグリップが崩れる理由。あと強風に煽られると上半身が反射的に固まる。固めるべきは上半身ではなく下半身のはずなのに。曲がってる最中に強風は鬼門すぎて、脳内を駆け巡るマルチタスクが風で寸断されて混乱を深める。きっつい。

また、ブレーキを踏むと同時に目線が下にスッと落ちる癖にも気づく。目線の向かいの壁にある看板をガン見するように意識したりするけど、ほんの少しだけ操作に気を取られると目線が落ちる。足で踏みつけるって重心下に行く感じがするから、それにふわっとつられて目線が落ちる感じ。以前もリアブレーキを足首の上下動じゃなくて体重かけて踏みつけようとするからバランス崩しやすいという指摘があったのだけど、それに近い気がする。

あと2回ほど左折時にうっかりアクセルが回ってしまって焦った。奥に回せばいいのか前に回せばいいのか瞬時に判断できず、狭い道をバーッと進みゆくバイクに焦る。半クラかブレーキかワタワタとかけて踏ん張ったものの、曲がりきれずパイロンに接触。

まとめ

もう1回補習が入りました。
とにかくシンプルに難しい!いつも後半ヘトヘトだったのに今回あまり疲れを感じなかったけれど、かえって疲れのせいにできないシンプルな技量不足が身にしみてつらい。

前回3コケに比べると今回2コケ。2回ともクランクの右折時に曲がりきれずきれず激突パターン。この調子だと0コケになるのはいつだろうか……。


今日はこのくらい。