旅好き女の二輪教習日記

25歳156cm運動音痴の女が普通二輪免許を取ろうと思い立ちました。

普通二輪教習(5)少しずつ乗れ始めた発進停止

3週間ぶりのMT乗車。相変わらず重たいけれど、初めての時よりもバイクの感覚的な大きさ、存在感が少しだけ小さく感じる。
「今日はコースを周回できるようになろう」とのこと。なんとなく、なんとかできる気がした。

発進・停止

まずはコース内側の直線で発進停止をすることに。2時限目でやったことと同じ。クラッチを握り、ギアをローに入れ、アクセルをひねる。クラッチを離すと、ずずずっと引っ張られる感覚。走り出せば安定すると信じて支えの足を上げる。乗れてる!乗れてる!前回はまともに離せなかった足を離せた!

ちょっと走ったら停止。手足でブレーキをかけるものの、加減がわからずバランスを崩す。右にガッシャン。引き起こしはやはり完全独力では辛い。膝を車体の下に入れるというけれど、膝が割れそう。少しばかり支えてもらい、なんとか動かす。いつ独力でできるようになることやら……そもそも引き起こさなきゃいけない状況になっちゃいかんのである。

教官に励まされる「ぜんぜん走れてるじゃん!止まらなくていいから進んで!」気を取り直してもう一回。あっさり発進。2時限目の悪戦苦闘が信じられないくらい。数十メートル先で左に曲がるように指示される。もう曲がるの!?と驚きながら、視線!視線!と言い聞かせる。意外と曲がれる。ATの時よりも二の腕にかかる負荷が圧倒的に少ない。ATよりMTのほうが乗りやすいというのはこのことか。

そのまま進み。気をつけて停止。両足ついてしまったけどなんとか転ばず持ちこたえる。「次は外周行ってみよう」とのこと。
後続車がないか見て、発進。エンジン音をドコドコ音を立てながら進んでいく。低速でも意外と安定している感覚。カーブに差し掛かる。視線で曲がる。直線で少しだけアクセルを回す。カーブを曲がる。無事一周。

ギアチェンジ

次はギアチェンジ。再び発進、アクセル回して、戻して、クラッチ握って、上げて、また戻して回して。やることが多い。けどなんとかできた。少し視界の開けたようなスピードを上げやすい感覚が伝わる。そして停止。クラッチを握り忘れてブレーキそのままにエンスト停車。カオス。

教官とのタンデムでクラッチのタイミングを教わることに。乗ってまもなくセカンドに。カーブの終わりかけぐらいでもうさっさとサードにして一気に加速。停止直前か、先行車がいるでもなければサードのまま速度をある程度落とせなくはないとのこと。もう一度ひとりで操作にトライ。シフトチェンジのレバーが左足のどの当たりにあるのか一瞬わからなくなる、そこで焦るとクラッチをついつい急に離してガクッとなりそうになる。スムーズさは無いけれど、なんとかかんとか繋がった。先行車が出てくる。アワアワしながらギアダウン。ギアを上げるより下げるほうが先行車に追突しちゃいかんと焦ってしまう。

40km加速

最後に40kmまで直線で加速してみることに。今までだいぶ上げた感覚でも30kmいくかいかないか。再びタンデムで感覚を教わる。うっかりすると後ろにすっ飛ぶんじゃないかと思える加速度。「合図したらアクセルを回すだけだから大丈夫!」と言われつつ、トライ。唸るエンジン。タンデムより引っ張られる感覚はなんとかなるけど、向こう側の壁がずんずん迫っていくのが怖い。もうだいぶ出たかなと思ったところでさっさと足ブレーキをかけ始めた。ちょっと足りなかったらしくリトライ。これでもかとアクセルを回す。いかんせん迫りくる壁に必死で手元の速度計を見る暇がない。また減速開始。「一瞬40km出てた。次はこれをもう少し維持できるようにしましょう」とのこと。あの速度でアクセル回しっぱにする度胸とは。せめて北海道のひたすら続く直線道路だったらどれだけ気が楽なことか。


まとめ

そんなこんなで本日の教習終了。

教官的には上出来だったそうな。「最初、今回ちょっと無理やりサードギアまで上げられたらな〜くらいで思ってたからね」とのこと。とはいえブレーキ周りが怪しいので次回復習が入ることに。

確かに、発進とシフトアップは慣れてきた。でも、停止が難しい。エンストギアを上げるときは1つずつ上げるけれども、停止は何段階か下げなくてはいけない。しかも減速という徐々にバランスを保ちにくくなる中でアクセルを戻し、クラッチを握り、ギアを下げきり、右手と右足でバランスを保ちながら停止して足を着く。やること多すぎん???減速も先行車が迫って追突しないで〜とワタワタ焦りながら操作している感がある。とはいえ理屈はわかったから、またイメトレして1週間後には脳内整理が済んでいると信じたい。

クラッチ操作もやはり難しい。教習の後半は疲れて「じわっ」と開くのを忘れて急発進気味になることが多々あった。エンストしなかったのは奇跡かもしれない。身長よりも手サイズと握力がやはり大問題。とはいえ、教習前に大型教習中っぽいおじさま方が「握力の握るグリップやってみたけどやっぱ難しいね〜」みたいな話をしていたから、大抵の人は通る道なのかも。私もトレーニングが必要だろうか。


そんなこんなで、少〜しずつ進歩して楽しくなってきた頃合いです。今日はこのくらい。