旅好き女の二輪教習日記

25歳156cm運動音痴の女が普通二輪免許を取ろうと思い立ちました。

普通二輪教習(4)ようやく「風」を知ったAT体験

1週空いて、AT車の回。実車に触るのは2週間ぶりで。しかも初めての普通AT。

対面するとやはりでかい。とはいえMTもでかいし重いと思っている身にはあまり大差ないように思えた。MTより膝周りに空間がある分、昇降は楽だった。足つきはとても良くほぼべったり両足つく。重いには重いけど、バランスも頑張れば取りやすい。
操作はとてもシンプル。一通りばーっと教わり、「じゃあ走ってみましょう」と。しかも今回は二輪用の内側のコースではない、四輪のバリバリ走り回る外周コース。ここでバッタリ倒して後ろが詰まりでもしたら大変なことになるなと不安を覚える。

「走り出すと安定しますよ。自転車と同じですね」と言われる。教官の後ろについていざ発進。あれ、意外と発進できてしまった。アクセル回すだけ、という操作にだけ集中できればなんとかなりそうだった。数mとろとろ走って停止時にバランスを崩す。駄目なやつだ〜とすぐに車体から離れてガッシャン。幸い道の左端で後続車もほぼいない時だった。慌てて引き起こし。どこを持つかをワタワタしながら教官に教えてもらい、二度目のトライで持ち上がった!教官がヘルプしていたのかもと思うくらい、ちょっと上がったら一気に上げられた。

教官の後ろにタンデムでコースを1周した。「直線はもっとスピード出したほうが安定します。カーブの前で軽く減速して曲がりま」ここでようやく「あ、風になるってこういうことなんだ」という感覚を実感した。

落ち着いて再度の乗車。まだ走り出しの不安定なときに足をつい付いてバランスを取りたくなる。それをするとむしろバランス崩すばかりだと思い思い切ってアクセルを開ける。身体がぐっと引っ張られ、なんとか持ちこたえて、ふっと足をステップに戻す。発進。おそるおそる走る。アクセルを戻すと結構な急減速をする。カーブは「目線を曲がる先に!目線!目線!」と必死に自分に言い聞かせて曲がる。2周ほどしてから止まる。自転車と同じ要領で止められるのは楽だった。バランスを取るのに重さが二の腕の筋肉にダイレクトに来る以外はなんとかなった。
再度の発進。発進停止時のウィンカーも忘れていたことに気づいてやり始める。途中で左折を繰り返し、左回りのコースに切り替わる時がかなりきつかった。急な角度の左折からのカーブ、速度も出せず「落ち着け!耐えろ!」と自分に言い聞かせて左の二の腕をプルプルさせながら曲がる。だいぶ外に膨らんでしまったけどなんとか曲がれた。
それから周回、発進、停止を繰り返し、徐々に慣れてきた。発進はそれなりにしっかり速度出したほうがすぐ安定すること。目線次第でかなり曲がれることを実感した。
最後に急制動のコースの説明があった。実際には急制動の40kmまでは出さなかったけど、イメージとして教官の後ろを走った。ふとスピードメーターを見ると結構おおーって出してるな〜〜〜ってときでも30km行くか行かないか。40kmなんて出せるのかな、、、ジェットコースターじゃん、、、なんて思う。

そして最後にまた周回して終了。車庫入れの取り回しで死ぬほど苦労した。どっちにハンドルやればいいんだ、バック怖い、の連続。教官に支えられつつひーこら格納完了。


前々回、発進時にどうしても足が出て発信できない病は今回は出なくなった。転んだのも最初の1回きり。最初止まった状態が走り出すとぐっと引っ張られるような感覚が反射的に恐怖を感じていたみたいだけど、むしろそのくらい軽く引っ張られる加速のほうがさっさと安定していた。走り出すと安定するとはこのことか、「風」になるとはこのことかと実感。少し二輪が楽しくなった。MTのほうが更に取り回しやすいはずだし、次回は操作に混乱さえしなければもっと走れるんじゃないかと期待。本来AT教習はそういうレベルから学ぶじゃないんだろうけど……。他の方の教習日記を見ていると、卒検間際あたりにスラロームとかの課題と合わせてやるところが多いみたい。

最近は予約のリズムがずれて、週1時限しか受けられない。手持ち2コマで、1コマ受けては2週間後に1コマを入れる形。土日平日関係なく空きがない。いよいよいつ卒業できるのか見えない日々が続く。気長に乗って4月からの閑散期に期待するほうが良いのか、1万5千追加して5コマまで持てたほうがいいのか。卒検直前のほうがおそらく連続でコマ入れたくなるんじゃないかと期待してしばらく様子見。

今日はこのくらい。