旅好き女の二輪教習日記

25歳156cm運動音痴の女が普通二輪免許を取ろうと思い立ちました。

普通二輪教習(12) 寒+風+雨でモチベ底辺からのヤケクソ突破

今日はS字・クランク補講2回目。
先週に引き続き、強風予報。下手したら風速10m/hとのこと。しかも雨。台風並みの天気予報にため息が出る。

教習が全く楽しめない。いつも夕方に教習を入れているのだけど、朝から憂鬱な気持ちになる。前日の夜には明日いつまで自由時間があって……と計算しだして緊張してくる。

強風と雨ときたら、どうせまた今日も補講になるだけだ。それならキャンセルして次の土日に2回分予約突っ込んでしまえばよかった。今日はキャンセル料をケチりたいがために行くようなものだ……。そんな史上最低のネガティブマインドから始めた教習。

極寒すぎて超後悔

いつものように準備しながら後悔し始める。寒い。

あまりにも雨風のことだけ考えて防寒のことを忘れた。午前中は暖かかったことに油断していたが、真冬の寒さ。ダウンとヒートテックを着てこなかったのは完全にミスチョイス。教習のときくらい雨風マシにならないかなと思うが、無残なまでの大粒の雨。完全に今日来たことを後悔する。

寒さをこらえながら教習開始。まずはウォーミングアップ走行。雨は意外と気にならない。しかし、風は容赦ない。ブワブワと冷たい強風が肩のあたりを包みまくる。超寒い。直線でアクセルを回すと風と風の大合唱で笑っちゃうレベル。


ヤケクソで通過するS字クランク

二周ほどウォーミングアップをし、今日もS字とクランクへ。もうヤケクソで、前回教わったことをほとんど考えずに走る。無意識レベルでぼんやりと気にしていたのは目線、スピード落として小回り、進路のとり方、くらい。クランクの2回目の曲がりで曲がりきれないような感覚がして右足を一瞬着いてしまった。その後、教官にアドバイスをもらう。「腕を突っ張ってしまっているから、少し前傾したほうが良い」とのこと。確かにハンドル回すときに腕が遠のいてコントロールを失うような感覚があったけど、そもそも腕の長さが足りていなかったのか。バイクのハンデといえば身長と手の大きさばかり気にしていたけれど、身長小さければ腕も短いはず。そこもカバーせねばならんのか。新たな発見。

あとはもう少しスピーディーに通っても良いとのこと。教官の後ろに着いてクランクとS字を回る。かなりスパスパ進んでいく。今までアクセルほぼ触らずアイドリングのスピードで進んでいた身には、S字やクランクでアクセルちょいちょい回すスピード加減が新鮮に感じる。こんなスパスパ進んでも小回りしようと思えばちゃんとスピード落として回れるんだなという感覚を得る。それからアクセルを回すようになった。正直ほぼ何も考えていなかった。雨は少し弱まっていたが相変わらず寒く、ヤケクソ状態で無心にクランクとS字を何周かした。なぜか安定した。無事パイロンに接触もせず足も着かず回れていた。「S字はもうちょい大回りで取ったほうが良い」などとのアドバイスも受けつつ、何度か回る。

教官から「じゃあ次の課題の予習しましょうか」と言われる。あれ、補習になる気満々だったのに?この最悪コンディションなのに??OKだと???嬉しさというより「いいんすか?」という気持ちが上回った。でも確かに転びもせず足付きも一発だけだったな。なんというか、二輪ってやつは、わけがわからない。


はじめての一本橋・スラローム

次の課題、一本橋とスラロームに挑戦。

まずコースの取り方を間違えまくる。一瞬コース外に出るわウィンカー出すわで戸惑う。

一本橋は7秒以上で通過すること、ギアはローで一本橋に乗るまでは加速、乗ってからは半クラでこらえる、とのこと。試しに乗ってみたらあっという間に落ちる。落ちた瞬間転ぶんじゃないか、と思っていたけど全然そんなことはない程度の高さでツルッと滑った感触。なんだかちょっと笑っちゃう。何回かトライして1回だけ落ちずに進んだが、それは半クラを使っていないアイドリング。7秒持ったかは微妙。

続いてスラローム。まず曲がって短い区間で加速しセカンドに入れながら侵入するのが難易度高い。一度セカンドに入れるの早すぎてエンストした記憶が蘇る。その後パイロンとパイロンの間を通るように教官の後ろに着いていこうとしたものの、車体が急に重くコントロールが効かない。と思ったらギアがまさかのニュートラルに入っていた。衝撃。なんとか止まり、結局パイロン2個分位残してそのまま右端を直進して抜ける。2度目のスラロームはセカンドに無事入れられたものの、アクセルとブレーキと位置取りのリズムがつかめずだんだん左右に振れられなくなり、気づいたら目の前がパイロン。慌ててブレーキかけてガッシャン。私が転んだというよりバイクが横にすっ飛んでいった。派手だが身体にダメージは来ない転び方。ううむ、スラロームはイメトレかなり必要そうだ……。もしくは2倍くらいの間隔で練習できなかろうか。


振り返り

そんなこんなで教習時間終了。
次の課目に進めるという衝撃のおかげで、来る前の憂鬱はどこへやら。
今日はヤケクソで考えすぎなかったせいで、視線やニーグリップといった基本をかえって守れたのかもしれない。あと結構スピード出してもいけることがわかった。クランクの中でアクセル回すとかありえないとさえ前回思っていたのだけど、結構回せるしそれでも曲がれることに気づいた。

振り返ってみれば、意外と雨は耐えられた。上半身はユニクロのブロックテックパーカーで防水性大丈夫かと思ったら染みるようなことはなかったし、オーバーパンツはシートについた雨粒の寒さを全く感じないくらいにはシャットアウトしてくれた。手先はビニール手袋の上に手袋をしているからか、最低限凍えず動けた。走っている身からするとかなりの豪雨でない限り差がわからなかった。
寒さはほんとうに凍えた。けれど、厚着しすぎて頭がボーッと朦朧とするよりは寒さのほうがまだ神経がシャッキリせざるをえない感覚がした。新たな発見。でも適温が一番いいよな。というか夏になる前に取らないと身体的にも難易度上がるな。そんなことを思った。


今日はこのくらい。

普通二輪教習(11) クランク + 強風との闘い

朝から晴れ渡り、暖かく風の強い春の日。教習の頃には時には少しでも風が収まってほしいとの願いも虚しく、しっかり風速5〜6m/s。教官に「免許取ったら風が強い日は乗らないほうが良いですよ〜」と言われながら乗車準備。まぁ教習だしやるしかないですね……。

前回の反省を活かし、服装を春仕様に変更。暖パンをジーンズに変え、インナーダウンとヒートテックをやめた。風が多少通り抜ける感じは気にならず、むしろ汗で不快にならず快適。

小回りとの格闘

まずはウォーミングアップ周回。四輪はみんな揃って路上教習に励んでいるのか、教習車が異常に少なくのびのびと回れた。

続いて早速S字・クランクに侵入。
最初は2速でトライしたものの、途中から1速でやってみることに。S字は比較的通りやすいものの、出口でまだ少し膨らみやすい。S字出口前のカーブは左寄り、出口は右寄り、出口からは小回りで左に抜ける。

リーンアウトで車体をあまり倒さず小回りする方法を教わった。教官とタンデムで通ると、身体の重心がくいくいっと左右にけっこう振れるのを感じる。こんな重心移動をブレーキ・視線・ニーグリップ・クラッチ・進路に気を使いながらやるとか脳内メモリが足りない気がしてならない。


鬼門はやっぱりクランク。
特に右折からの左折出口が鬼門すぎる。曲がる行為に気を使いながら出口を抜ける準備もしなきゃいけない。
リアブレーキで速度を落とし、低速に耐える程度の半クラしながら、重心をずらし、曲がりたい方向をガン見し、ほどほどにハンドルを回して曲がる。すぐ交差点出口の左右を確認し、超短い区間で右側に寄せ、これまた超短い間隔で膨らまないように左折。
脳内メモリがマルチタスクに耐えきれず、パイロンに激突すること多発。前回は曲がる際に失速しすぎてずっこけることが多かったけれど、今回は曲がり切れず大回りのままパイロンにまっすぐ突っ込むことが多い。前回失速でハンドルを慌てて全開に切って内側にばったり行くことが多かった反動な気がする。上半身が硬いのか、ハンドルがうまくついていかない。もしくはハンドル切りすぎて内側に倒れるのが怖い感覚がある。

問題点

一番意識し忘れやすいのがニーグリップ。次点で視線。

傾けるときに膝が緩むのを何度か指摘された。不安になると上半身に重心が行きがちなのもグリップが崩れる理由。あと強風に煽られると上半身が反射的に固まる。固めるべきは上半身ではなく下半身のはずなのに。曲がってる最中に強風は鬼門すぎて、脳内を駆け巡るマルチタスクが風で寸断されて混乱を深める。きっつい。

また、ブレーキを踏むと同時に目線が下にスッと落ちる癖にも気づく。目線の向かいの壁にある看板をガン見するように意識したりするけど、ほんの少しだけ操作に気を取られると目線が落ちる。足で踏みつけるって重心下に行く感じがするから、それにふわっとつられて目線が落ちる感じ。以前もリアブレーキを足首の上下動じゃなくて体重かけて踏みつけようとするからバランス崩しやすいという指摘があったのだけど、それに近い気がする。

あと2回ほど左折時にうっかりアクセルが回ってしまって焦った。奥に回せばいいのか前に回せばいいのか瞬時に判断できず、狭い道をバーッと進みゆくバイクに焦る。半クラかブレーキかワタワタとかけて踏ん張ったものの、曲がりきれずパイロンに接触。

まとめ

もう1回補習が入りました。
とにかくシンプルに難しい!いつも後半ヘトヘトだったのに今回あまり疲れを感じなかったけれど、かえって疲れのせいにできないシンプルな技量不足が身にしみてつらい。

前回3コケに比べると今回2コケ。2回ともクランクの右折時に曲がりきれずきれず激突パターン。この調子だと0コケになるのはいつだろうか……。


今日はこのくらい。

普通二輪教習(10)やること多すぎS字・クランク

ようやっと新しい課題に進みました。S字・クランク。
初めて自転車でなく送迎バスを使ってみたら盛大な遅延。結果的には配車8分前に到着。受付の精算コーナーに大行列が出来ており、教習所の繁忙期の凄まじさを感じる。落ち着かない気持ちが残りながらの教習突入。

初めての突入 with 1速

まずはウォーミングアップ。さすがにただの発進・加速・停止はあまり考えずできるようになってきた。ぐるぐる周った後、教官の後ろについて早速クランク突入。

まずは1速。「目線!目線!」とだけ意識したら辛うじてなんとか転ばず抜けれられた。しかし出口で道路の真ん中近くまで膨らみゆく大回り。そのまま気の休まる暇もなくすぐS字。1速特有のガタガタ感がありながらもなんとか突破。出口前で止まってまた発進。何度か1速でリトライ。膨らむし安定には程遠いけど、なんとか転ばず持ちこたえる。

路上に印が置かれ、この印より内側を通るように、と言われるもののなかなか難しい。S字の出口はわりと意識できるけどクランクは出口の小回りまで意識が向かない。

鬼門の2速

今度は2速に切り替え。
エンストしないように低速時半クラの動作が入る。これが難しい。S字はなんとかなる。問題はクランク。最初のほうはなんとか持ちこたえたものの、何周か続けているとだんだんブレーキと半クラと目線と進路と、意識することが多くて頭が朦朧としてくる。

かくして計3回転んだ。曲がる際にクラッチを握りすぎて失速、内側にガッシャン。曲がり始めるのが遅すぎてハンドルを全開で傾けると同時にクラッチとブレーキ操作があやふやになりバランスを崩してガッシャン。曲がりきれず縁石に突っ込んでガッシャン。一度、傍目から見ると足挟まったかのような転び方をして教官が慌てて駆けつけたけど、エンジンガードと縁石の隙間に足が入っただけで無傷。命拾いした。けれども引き起こしで全身から汗が吹き出してかなり体力を失う。そもそも春の気温にしては服装が厚すぎることを後悔する。

やればやるほどだんだん出来なくなっていくような感覚に焦る。「曲がるとき以外はリアブレーキを踏まなくて良い」「クランク内では一定の半クラに保ったほうが良い。握りすぎると失速して倒れる」などのアドバイスを受ける。そもそも曲がっているときに手腕の位置が離れたり近くなったりしながらも安定して操作するのが本当に難しい。右手の前ブレーキやアクセルはほぼ使わなくて良いのがまだましだけど、それ以外に意識することがとにかく多い。

一番ベースになるのはやっぱり視線だとも感じた。一度クランクの出口で「この角度だと絶対縁石突っ込む!」という感覚がしたけれども、思い切って顔を上げて行きたい方向をガン見したら不思議なくらいスッと抜けられた。考えすぎるとこの視線のガン見が弱くなってしまう。突っ込みそうでも顔を上げる、ある種のメンタルの強さが必要かもしれない。

同じ時限に、普通二輪の女性がクランクとS字を通っていた。その方も、1回あ〜〜〜と声を上げながらクランク出口でコケていた。めっちゃ気持ちわかる。教官いわく「前ブレーキを握っちゃうとああなる」とのこと。右手はお休みの勢いな私はその握りゴケはしたことがない。前じゃなくて後ろブレーキをこするのは自転車でもよくやっているからかもしれない。

まとめ

かくしてあっと言う間に教習時間は終了。
「バランスや進路のイメージは1速で見た感じ問題ない。あとは2速のクラッチやブレーキや各所の動きとの調和、もうこれは慣れだね」とのこと。特に視線を意識しまくったのが効いたか。まぁ補講入るのは予想通り。毎回転ぶとまでは行かないし、そのうちできるだろうとなんとなく楽観視。

教習終了後、2週間後の予約を取る。1週間後の予約は先週時点でも取れない超繁忙期。このまま2週間教習が空いてしまったら流石に鈍るんじゃないか……と悲しんでいたけど、ポッと予約の空きが出てきたのを取れて無事2週間間隔は回避できた。ラッキー。

教習終わったその足で、春の教習用にジーンズを買いに行く。厚くて乾きにくいし職場で履けないし、と数年間買ってこなかったジーンズ。少しタイト目のを履くと、なんかライダーっぽさが1ミリくらいあって少し楽しくなる。同時に、季節これ以上またがなければいいな……と思う。



今日はこのくらい。

普通二輪教習(6)〜(9)加減速・急制動で補講の泥沼

1ヶ月更新止まってました。そのわりに課題は進んでおらず、1ヶ月まるごと速度調節と急制動にかけてました。4回補講の計算で合ってる……よね……?最短で1段階抜けられるはずの9時限目にまだスラロームもS字もクランクもやってない、と書くと補講の嵐っぷりがが身にしみてくる。

しかも教習所の超絶繁忙期ゆえか、どうあがいても週1しか予約が取れない。進まなさすぎて気持ちが折れてまくってた辛い時期でした。でも、最終的に問題なし!との太鼓判で抜けられました。

6回目: ジグザグ発進停止半クラ地獄

周回時のシフトチェンジにはなんとか慣れてきた。まだまだ発進停止は恐る恐るすぎる。

急制動は30kmくらい出しただけで早くもビビる。もうだいぶ出したわ!って思ってもまだ40kmに届かない。そもそもメーターを見る余裕がない。40km一瞬達してすぐ落ちるくらいが限界。「手前で42、3km出してアクセルを戻してブレーキを構える」と言われても、43kmなんて遠すぎる感覚がする。

その後、発進・停止の集中練習。ジグザグで短い距離の発進・停止を繰り返す。半クラ地獄すぎて、最後のほうは左手の疲労が頭から全身に回っていくようなグニャグニャの状態。発進の半クラまでが遅すぎてエンスト続発。転倒して引き起こしでまた体力消耗。小雨もあって体力は激しく消耗、気持ちはかなりどんより凹みまくりのまま終了。かろうじて速度調節に対してはハンコをもらう。


7回目: 一難去ってまた一難

発進停止はできる確度が少しずつ挙がってきた。けれども、まだまだ発進後すぐにセカンドにするのに慣れない。発進でおそるおそる半クラを作る癖がセカンドやサードでも時々でてしまってスムーズにシフトアップできなくなってしまう。
白線の上を数m間隔で発進停止繰り返すのもやった。半クラが慎重すぎてすぐエンストしまくりやすい。

後半に疲れてくると謎のミスを連発してしまう状態。いっつも私の教習はそうで、前回の指摘はすっと冒頭に克服できるのに、後半疲れて変なことをしでかしてしまう。今回はシフトアップ時についアクセルが回ってしまうことが後半に頻発。それまでは一度もしでかしたことがなかったのに、頭がとにかく回らない。一難去ってまた一難。つらい。

教習中、ふと喉が異常に渇きやすいことに気づく。元々体質的に喉が渇きやすいのだけど、バイクの風にさらされるとさらに悪化する。教習前に補給した水分では足りなくなり、頭も回らなくなる。次回からはネックウォーマーを付け、よりいっそう水分を取っておくことにした。


あまりの進まなさに、家でよりいっそう真剣にイメトレに励むようになる。
まずはシフトチェンジの足首の運動。
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足首をこんなちょこまか動かすことなんて日常ではないわけで。そこだけでもスムーズにならないかと椅子に座りながら練習。すぐ疲れた。でもだからこそ効いたような気がする。

シフトアップはリズム!という動画も見てイメトレしてた。
www.youtube.com
ウィーンガチャ、ウィーンガチャ、ウィーーーンガチャ。そんなことをつぶやきながら椅子でイメトレマンと化していた。


8回目: ギリギリ逃したハンコ

発進停止は比較的スムーズにいくようになってきた。発進すぐにセカンドにも、停止時に一気にギアを下ろすのにもさすがに慣れてきた。発進に対しても「考えない!考えない!」と指導されたのが意外と効いた。

問題は急制動。加速はしっかりできるようになったのに、ブレーキのタイミングがどうしても早い。サードでスタートする急制動はわりと上手くいくけど、停止から始める急制動ができない。サードに入れる瞬間が異常に固く感じて、そこで脳のリソースを消費する。そうすると焦って車体の先がパイロンを通る瞬間を上手くつかめなくなりつい早めにかけてしまう。でも何回か上手くいった。
2時限連続で教習入ってたらハンコ押してたな〜と言われたくらいのギリギリ加減でハンコをもらえず。


9回目: 意外とアッサリ前進

この日は小雨。雨の日はだいたい調子悪いんだよな……とどんよりしつつ教習へ。でも走ってる最中はいつも超小雨になるからなんとかなる。
この日急制動をやったら一発OK。加速も停止タイミングも停止位置も問題なし。2回目からは雨用のラインではなく晴れ用のラインまでもクリアできて全然問題ないじゃん!との太鼓判。苦節1ヶ月、やっと前進しました。良かった〜〜〜。

次の課題を予習しようか、とのことになり、クランクへ。停止しながらクランクの通り方のイメージを掴む。両足ところどころ着きながらなんとか転ばず通り抜ける。

セカンドでの半クラ発進を教わる。アクセルをちゃんと開け、半クラも半端にせずしっかり適切に開けないと即エンストする状態。6回目に似たようなことをローでやったけど、セカンドでもだいぶできるようになった。成長を感じる。小雨ジンクスをなんとか突破できたよ……!



振り返り

おそらくこの4回、一番つまづいていたのは半クラに慎重になりすぎていたことだと思う。つなぎが早すぎてエンストよりも遅すぎてエンストの頻度のほうが最終的に高かった。でも私の頭の中ではエンスト=早く繋ぎすぎの方程式が強固だった。基本的に恐る恐るすぎるのが裏目に出ている。逆にフロントブレーキの握りゴケなんかはしたことがないし、急制動自体でコケたこともない。圧倒的に発進エンストが多かった。

あとは疲労蓄積問題が深刻。特にここ最近は暑かったり寒かったり教習中の体温調節が難しい。引き起こし一発で体温がバチバチに上がる。頭が回らずうっかりセカンドのまま発進エンストゴケも辛かった。もしかしてフルフェイスのヘルメットでも買って風よけしたほうが体力的に楽なんだろうか……?もしくは飴でもこっそり舐めるか……?と対策に未だに悩み中。



教習日記といいつつ、教習月記になってしまいました。これまでは教習後即ロビーで爆速WiFi使って記事を書いていたのですが、コロナ対策でトンボ返りするようになったのが大きな原因のひとつ。とはいえ家にいる時間自体は圧倒的に増えたわけだし、また地道に書いていきます。GWとか海外旅行できそうもないし、バイクで国内の人のいない場所に出かけていくには絶好のチャンスだったろうな、と思う。でもこの調子じゃGWまでに免許取れそうもないな……。

でも、やっとあまり考えすぎずに基本操作ができるようになってきたと思う。確実に前進している。それは自分を大いに褒め称えて良いはず。
次からようやっと新しい課題、S字、クランクに突入。さてまた何回で突破できることやら……。がんばります。

今日はこのくらい。

普通二輪教習(5)少しずつ乗れ始めた発進停止

3週間ぶりのMT乗車。相変わらず重たいけれど、初めての時よりもバイクの感覚的な大きさ、存在感が少しだけ小さく感じる。
「今日はコースを周回できるようになろう」とのこと。なんとなく、なんとかできる気がした。

発進・停止

まずはコース内側の直線で発進停止をすることに。2時限目でやったことと同じ。クラッチを握り、ギアをローに入れ、アクセルをひねる。クラッチを離すと、ずずずっと引っ張られる感覚。走り出せば安定すると信じて支えの足を上げる。乗れてる!乗れてる!前回はまともに離せなかった足を離せた!

ちょっと走ったら停止。手足でブレーキをかけるものの、加減がわからずバランスを崩す。右にガッシャン。引き起こしはやはり完全独力では辛い。膝を車体の下に入れるというけれど、膝が割れそう。少しばかり支えてもらい、なんとか動かす。いつ独力でできるようになることやら……そもそも引き起こさなきゃいけない状況になっちゃいかんのである。

教官に励まされる「ぜんぜん走れてるじゃん!止まらなくていいから進んで!」気を取り直してもう一回。あっさり発進。2時限目の悪戦苦闘が信じられないくらい。数十メートル先で左に曲がるように指示される。もう曲がるの!?と驚きながら、視線!視線!と言い聞かせる。意外と曲がれる。ATの時よりも二の腕にかかる負荷が圧倒的に少ない。ATよりMTのほうが乗りやすいというのはこのことか。

そのまま進み。気をつけて停止。両足ついてしまったけどなんとか転ばず持ちこたえる。「次は外周行ってみよう」とのこと。
後続車がないか見て、発進。エンジン音をドコドコ音を立てながら進んでいく。低速でも意外と安定している感覚。カーブに差し掛かる。視線で曲がる。直線で少しだけアクセルを回す。カーブを曲がる。無事一周。

ギアチェンジ

次はギアチェンジ。再び発進、アクセル回して、戻して、クラッチ握って、上げて、また戻して回して。やることが多い。けどなんとかできた。少し視界の開けたようなスピードを上げやすい感覚が伝わる。そして停止。クラッチを握り忘れてブレーキそのままにエンスト停車。カオス。

教官とのタンデムでクラッチのタイミングを教わることに。乗ってまもなくセカンドに。カーブの終わりかけぐらいでもうさっさとサードにして一気に加速。停止直前か、先行車がいるでもなければサードのまま速度をある程度落とせなくはないとのこと。もう一度ひとりで操作にトライ。シフトチェンジのレバーが左足のどの当たりにあるのか一瞬わからなくなる、そこで焦るとクラッチをついつい急に離してガクッとなりそうになる。スムーズさは無いけれど、なんとかかんとか繋がった。先行車が出てくる。アワアワしながらギアダウン。ギアを上げるより下げるほうが先行車に追突しちゃいかんと焦ってしまう。

40km加速

最後に40kmまで直線で加速してみることに。今までだいぶ上げた感覚でも30kmいくかいかないか。再びタンデムで感覚を教わる。うっかりすると後ろにすっ飛ぶんじゃないかと思える加速度。「合図したらアクセルを回すだけだから大丈夫!」と言われつつ、トライ。唸るエンジン。タンデムより引っ張られる感覚はなんとかなるけど、向こう側の壁がずんずん迫っていくのが怖い。もうだいぶ出たかなと思ったところでさっさと足ブレーキをかけ始めた。ちょっと足りなかったらしくリトライ。これでもかとアクセルを回す。いかんせん迫りくる壁に必死で手元の速度計を見る暇がない。また減速開始。「一瞬40km出てた。次はこれをもう少し維持できるようにしましょう」とのこと。あの速度でアクセル回しっぱにする度胸とは。せめて北海道のひたすら続く直線道路だったらどれだけ気が楽なことか。


まとめ

そんなこんなで本日の教習終了。

教官的には上出来だったそうな。「最初、今回ちょっと無理やりサードギアまで上げられたらな〜くらいで思ってたからね」とのこと。とはいえブレーキ周りが怪しいので次回復習が入ることに。

確かに、発進とシフトアップは慣れてきた。でも、停止が難しい。エンストギアを上げるときは1つずつ上げるけれども、停止は何段階か下げなくてはいけない。しかも減速という徐々にバランスを保ちにくくなる中でアクセルを戻し、クラッチを握り、ギアを下げきり、右手と右足でバランスを保ちながら停止して足を着く。やること多すぎん???減速も先行車が迫って追突しないで〜とワタワタ焦りながら操作している感がある。とはいえ理屈はわかったから、またイメトレして1週間後には脳内整理が済んでいると信じたい。

クラッチ操作もやはり難しい。教習の後半は疲れて「じわっ」と開くのを忘れて急発進気味になることが多々あった。エンストしなかったのは奇跡かもしれない。身長よりも手サイズと握力がやはり大問題。とはいえ、教習前に大型教習中っぽいおじさま方が「握力の握るグリップやってみたけどやっぱ難しいね〜」みたいな話をしていたから、大抵の人は通る道なのかも。私もトレーニングが必要だろうか。


そんなこんなで、少〜しずつ進歩して楽しくなってきた頃合いです。今日はこのくらい。

普通二輪教習(4)ようやく「風」を知ったAT体験

1週空いて、AT車の回。実車に触るのは2週間ぶりで。しかも初めての普通AT。

対面するとやはりでかい。とはいえMTもでかいし重いと思っている身にはあまり大差ないように思えた。MTより膝周りに空間がある分、昇降は楽だった。足つきはとても良くほぼべったり両足つく。重いには重いけど、バランスも頑張れば取りやすい。
操作はとてもシンプル。一通りばーっと教わり、「じゃあ走ってみましょう」と。しかも今回は二輪用の内側のコースではない、四輪のバリバリ走り回る外周コース。ここでバッタリ倒して後ろが詰まりでもしたら大変なことになるなと不安を覚える。

「走り出すと安定しますよ。自転車と同じですね」と言われる。教官の後ろについていざ発進。あれ、意外と発進できてしまった。アクセル回すだけ、という操作にだけ集中できればなんとかなりそうだった。数mとろとろ走って停止時にバランスを崩す。駄目なやつだ〜とすぐに車体から離れてガッシャン。幸い道の左端で後続車もほぼいない時だった。慌てて引き起こし。どこを持つかをワタワタしながら教官に教えてもらい、二度目のトライで持ち上がった!教官がヘルプしていたのかもと思うくらい、ちょっと上がったら一気に上げられた。

教官の後ろにタンデムでコースを1周した。「直線はもっとスピード出したほうが安定します。カーブの前で軽く減速して曲がりま」ここでようやく「あ、風になるってこういうことなんだ」という感覚を実感した。

落ち着いて再度の乗車。まだ走り出しの不安定なときに足をつい付いてバランスを取りたくなる。それをするとむしろバランス崩すばかりだと思い思い切ってアクセルを開ける。身体がぐっと引っ張られ、なんとか持ちこたえて、ふっと足をステップに戻す。発進。おそるおそる走る。アクセルを戻すと結構な急減速をする。カーブは「目線を曲がる先に!目線!目線!」と必死に自分に言い聞かせて曲がる。2周ほどしてから止まる。自転車と同じ要領で止められるのは楽だった。バランスを取るのに重さが二の腕の筋肉にダイレクトに来る以外はなんとかなった。
再度の発進。発進停止時のウィンカーも忘れていたことに気づいてやり始める。途中で左折を繰り返し、左回りのコースに切り替わる時がかなりきつかった。急な角度の左折からのカーブ、速度も出せず「落ち着け!耐えろ!」と自分に言い聞かせて左の二の腕をプルプルさせながら曲がる。だいぶ外に膨らんでしまったけどなんとか曲がれた。
それから周回、発進、停止を繰り返し、徐々に慣れてきた。発進はそれなりにしっかり速度出したほうがすぐ安定すること。目線次第でかなり曲がれることを実感した。
最後に急制動のコースの説明があった。実際には急制動の40kmまでは出さなかったけど、イメージとして教官の後ろを走った。ふとスピードメーターを見ると結構おおーって出してるな〜〜〜ってときでも30km行くか行かないか。40kmなんて出せるのかな、、、ジェットコースターじゃん、、、なんて思う。

そして最後にまた周回して終了。車庫入れの取り回しで死ぬほど苦労した。どっちにハンドルやればいいんだ、バック怖い、の連続。教官に支えられつつひーこら格納完了。


前々回、発進時にどうしても足が出て発信できない病は今回は出なくなった。転んだのも最初の1回きり。最初止まった状態が走り出すとぐっと引っ張られるような感覚が反射的に恐怖を感じていたみたいだけど、むしろそのくらい軽く引っ張られる加速のほうがさっさと安定していた。走り出すと安定するとはこのことか、「風」になるとはこのことかと実感。少し二輪が楽しくなった。MTのほうが更に取り回しやすいはずだし、次回は操作に混乱さえしなければもっと走れるんじゃないかと期待。本来AT教習はそういうレベルから学ぶじゃないんだろうけど……。他の方の教習日記を見ていると、卒検間際あたりにスラロームとかの課題と合わせてやるところが多いみたい。

最近は予約のリズムがずれて、週1時限しか受けられない。手持ち2コマで、1コマ受けては2週間後に1コマを入れる形。土日平日関係なく空きがない。いよいよいつ卒業できるのか見えない日々が続く。気長に乗って4月からの閑散期に期待するほうが良いのか、1万5千追加して5コマまで持てたほうがいいのか。卒検直前のほうがおそらく連続でコマ入れたくなるんじゃないかと期待してしばらく様子見。

今日はこのくらい。

普通二輪教習(3)酔いそうで酔わないシミュレータ

3限目はシミュレータ。路面の状態に応じた走行の方法。
二輪は仮免許で公道を走ることがない。実際の道路には教習コースにはない様々な状況があるので体験してみる、というもの。

教官1人に対して教習生3人がシミュレータ室に集まる。二輪は四輪と違い、バランスを崩すと転ぶ。そうならないために様々な路面の状況を掴んでコントロールできるようにするのが目的。

試し走行

まずは1人ずつシミュレータに慣れるための走行。今回はクラッチ操作なし、ブレーキだけMT式の右手・右足ブレーキ、と半分AT半分MTな状態でのシミュレーション。酔う酔うと聞いていたけど、気にならなかった。前の人は曲がるときに何回か転んで画面がやたらとぐるぐる回っていたのをだけど、それだけ見ると酔いそうだった。

路面の状態に応じた走行

続いて路面の状態に応じた走行。
マンホール、鉄板、濡れた路面、砂利道、突風。カーブの先に突如現れるマンホールが難しかった。突風も速度を落として耐える、といってもかなり難しい。前二人がずっこけていたところを横に流されつつもありえない低速で頑張って踏ん張り完了。シミュレータなのもあってか体重移動がやたらと難易度高かった。

急制動

最後に急制動。
右手7:右足3の割合でブレーキをかける。もちろん実車でもやるのだけど、シミュレータは操作用のPC画面に右手と右足のブレーキの強さの割合が数値として出てくるおまけ付きだった。3回やったデータを見た所、だんだんと右手が弱くなっていた。この手のサイズと握力で、足より手を強く握るって相当意識しないと上手くいかなそう。9:1くらいの勢いでやって始めて7:3になるのかもしれない。

あっという間に教習は終了。「低速であまり身体を傾けると実車だと転びますね、低速だとハンドルで曲がったほうがいいです」とのこと。実車乗ってたら体感的にわかることなのだろうけど、いかんせん発進停止できていないマンにはわからなかった。こういう細かい知識をちまちまと拾っていきつつ、早く実車に乗って試していきたいなと思う次第。